大韓航空の旅客機の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長が同社機のサービスに立腹して機内サービス責任者を降機させるなどして離陸を遅らせた問題で、韓国の国土交通部は2014年12月16日、同社に対して運航停止や過料の行政処分を行うことを決めた。同日、聯合ニュースなどが伝えた。
国土交通部は、機長が乗務員に対する指揮・監督の義務を怠ったことが航空法に違反すると判断。同部の事情聴取に対して趙氏やサービス責任者がうその供述をしていたことも問題視した。
これとは別に、同部は趙氏が機内で暴言を吐いたことが航空保安法に違反するとして、検察に告発することも決めた。