石原慎太郎氏が政界引退 「若いころの角栄、ヒトラー」と橋下氏にエール

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   次世代の党の石原慎太郎最高顧問が2014年12月16日、記者会見を開いて政界引退を正式に表明した。「歴史の十字路に何度か自分の身をさらして立つことができた。政治家としても物書きとしてもありがたい、うれしい気持ち」「晴れ晴れとした気持ちで政界を去れる」と話した。心残りを聞かれると「憲法が1字も変わらなかったこと」と述べた。

   維新の党の橋下徹共同代表については「彼は天才。今回も(衆院選に)出るべきだった」として将来の首相候補だと持ち上げ、「あんなに演説がうまい人は見たことない。彼は田中角栄だね。例がよくないかもしれないけど、彼の迫力は若いころのヒトラーだよ」と語った。

   石原氏は1968年に作家から参院議員に転身。環境庁長官や運輸相を歴任した。99年に東京都知事に転じ、4回当選。12年、任期途中で「太陽の党」を立ち上げ、再び国政に戻った。

   会見の最後は「死ぬまでは言いたいこと言って、やりたいことやって、人から憎まれて死にたいと思います」と締めくくった。

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