手倉森誠氏の内部昇格が有力?
各紙によると、告発によって捜査は本格化するものの、裁判所から出頭が求められるのは15年2月以降だとしている。協会も「協会に連絡はない。コメントのしようがない」としており、現段階で解任に言及はしていない。
しかし、スポーツ各紙は解任に積極的だ。サンスポは「火種を抱えたままでは、日本代表のイメージにも傷がつくことになる」と厳しく指摘。スポーツニッポンも1面で「裁判の結果を待って黒だったら手遅れになる。日本協会は、来年1月のアジア杯前にも決断を下すべきではないか」と論評した。いずれも有罪ではなくとも、告発された事実をもって協会はアギーレ氏を解任すべきというトーンだ。
また、これまでもうわさされてきた後任人事をめぐる報道も盛り上がりを見せている。すでに名前が挙がっている元鹿島監督のオリベイラ氏や前名古屋監督のストイコビッチ氏のほか、岡田武史氏やザッケローニ氏ら代表監督経験者も取りざたされた。サンスポや東京スポーツはU-21代表監督の手倉森誠氏の内部昇格が有力だとしている。
ネットでも後任監督探しが盛り上がり、告発前は少なからずあった「アギーレ続投」を望む声はほとんど見られなくなっている。
一方、今のところ一般紙のスポーツ面は、スペイン当局の動きを淡々と伝えるにとどまっている。