消費者1人のツイッター投稿に端を発した「ペヤング ソースやきそば」の虫混入問題は、製造元のまるか食品(群馬県)が全商品の生産・販売休止を発表する大騒動に発展した。
その裏で、ちょっとしたアクシデントも起きていた。ペヤングに関する問い合わせが全く関係のない別会社に寄せられていたのだ。
ネット注文備考欄にペヤング励ましのメッセージ
別会社の名前は「まるか食品株式会社」。実は、群馬のまるか食品と同じ名前の会社が広島県尾道市にも存在するのだ。こちらはスルメフライを中心とした海産珍味やスナック類の製造販売を手がけている。
群馬のまるか食品とは全く関係がないが、ペヤングの虫混入騒動をきっかけに「勘違い」してしまう消費者が続出したらしい。それを証拠に、騒動が起きた2014年12月3日~4日ごろには、群馬のまるか食品だけでなく同社のホームページもつながりにくい状態となっていた。
13日には同社のホームページに「お客様へ『群馬県のまるか食品株式会社』様についてお知らせいたします」と題したお知らせ文が掲載された。
「このたびテレビ等で報道がありました群馬県のぺヤング商品を製造販売されている『まるか食品株式会社』様につきまして、当社は広島県でイカフライを主に製造しております同名の別会社でございますことをここにお知らせいたします」
お知らせを掲載せざるを得ないほど問い合わせが殺到したのだろうか。15日、J-CASTニュースが同社に取材したところ、広報担当者は次のように切り出した。
「当社はショッピングサイトを運営しておりますが、13日のご注文の中にペヤングのまるか食品様と勘違いされているものがあったのです。備考欄にペヤングを支持する、励ましのメッセージが書かれていました」