「からだにいい食事」が病気を招く! 健康マニアが陥る「オルトレキシア」とは

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オルトレキシアの傾向を見分けるには

   拒食症や過食症と異なり、オルトレキシアは「やせたい」という動機やストレスから食事を制限するのではなく、「健康のため」という「錦の御旗」があるので、本人が自分の食べ方は「正しい」と思い込んでしまうことだ。実際、食べるものに気を使っているだけなのか、オルトレキシアかどうかを判断するのは難しい。

   最近、米コロラド州の研究者らが「オルトレキシア」の診断基準を提案し、サイコソマティクス誌のオンライン版にガイドラインを掲載した。著者のひとりで、北コロラド州立大学のトーマス・ダン教授は、以下の項目に2つ以上当てはまる人は、栄養士やカウンセラーなどの専門家に相談するよう勧めている。

● 栄養的には偏っていても、「純粋な」ものを食べるようにしている
● 添加物や「からだに悪い」食品が心身に及ぼす影響を考えると頭がいっぱいだ
● 脂肪や保存料、添加物、動物性の食品など、不健康だと思う食品は一切食べない
● 「純粋な」食品を食べるため、下調べや買い物、準備に1日3時間以上かける
● 「純粋ではない」ものを食べると罪悪感を抱く
● 他人の食事に関するポリシーや考え方を受け入れられない
● 収入の多くを「純粋な」食品を買うために使っている
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