厚生労働省が2014年12月9日に公表した2013年の国民健康・栄養調査で、やせている成人女性の割合が過去最高の12.3%となった。
調査は2013年11月に行われ、全国3493世帯の回答のうち20歳以上の男女約6000人のデータを分析した。その結果、体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った体格指数「BMI」が18.5未満の「やせ」に該当した成人女性の割合は12.3%。12年より0.9ポイント増え、調査を始めた1980年以降最高となった。年代別では20代が最も高く21.5%、30代は17.6%、40代は11.0%だった。
女性の減量志向が続いていることが影響しているとみられ、健康上問題が出る恐れもあることから、厚労省は適正体重を維持するよう注意を呼び掛けている。
一方、成人男性の「やせ」の割合は4.7%で、10年間変化が見られなかった。