松屋の新メニュー「豚テキ定食」、大好評も生産追いつかない!

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発売後、わずか4日で売り切れ

   そんな「豚テキ定食」だが、松屋フーズは2014年12月8日、ホームページ上で「豚テキ定食の販売につきまして」を公開。そこには、

「現在、豚テキ定食につきまして大変ご好評をいただいており、生産量が追いつかず、一部店舗にて、売り切れもしくは、時間限定販売とさせていただいております。
ご迷惑お掛けし大変申し訳ございませんが、ご理解頂きますようお願い申し上げます。」

とある。発売からわずか4日のことだ。

   同社のフェイスブックには、

「トンテキ売り切れ状態、早くなんとかして下さい」

とのコメントが寄せられている。

   松屋フーズは、「予定していた数量を大幅に上回ってしまい、それにより生産が追いつかなくなりました」と説明。もともと数量限定ではあるが、生産量を上げていくという。

   一方、原材料費の高騰が続くなか、豚肉の価格も例外ではない。

   豚肉は食肉の消費量で最も多いが、農林水産省が2014年12月に発表した「畜産の動向」によると、豚肉の14年4~9月期の消費量は全体で80万9000トンで、前年同期と比べて1.1%減った。輸入量は18.0%増え、43万3000トン。卸売価格(省令価格、4~10月期)は16.7%上昇して、1キログラムあたり平均586円(豚枝肉)となっている。

   13年夏の猛暑で出荷頭数が減少したことに加えて、国内外で家畜感染症の「豚流行性下痢(PED)」による被害が広がったことが、豚肉の価格上昇に影響。それにより、消費量も減っているとみられる。

   豚肉の価格について、松屋フーズは「前年同期と比べると値上がりしていますが、最近はPEDの影響があった今春よりも落ち着いてきました」と話し、豚肉の輸入や価格が「生産に影響していることはありません」という。

   原材料費の高騰は悩ましいところだが、同社は2週間に1回のペースで新メニューを投入しており、「原材料費の押し上げ分を、(新メニューで)バランスをとっていきたい」と話している。

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