土下座する従業員の写真をネット上に公開する事案がまたしても起きた。
2014年12月5日、滋賀県内のボウリング場で、トラブルがあった女子高生らが従業員を土下座させ、その様子をツイッターに投稿した。詳しい経緯は分からないが、無理やり土下座させていた場合は強要罪に問われる可能性があり、警察は事実関係を調査中だ。
「最終的に従業員が土下座しよった笑」
土下座写真を投稿したのは滋賀県内の県立高校に通うとみられる女子生徒で、
「くそおもろい笑 ○○(編注:店名)にボーリングしにいこーとしたらもめて、最終的に従業員が土下座しよった笑 めっちゃおもろいわー」
とツイート。若い女性従業員が土下座する様子や、ジャージ姿の男が従業員に詰め寄る場面など計4枚の写真を掲載した。
その後も「くそおもろかったわ~笑」と従業員らを侮辱し、「結局ボーリングできひんかったしよ」と不満げにツイートを投稿するなど、反省する様子はまったく見られない。
一連のツイートはすぐに拡散し、女子生徒らの行為に批判が殺到した。「うちがさしたんちゃう 先輩や うちらわみてただけ あとからちゃんと、あやまった」と釈明したが、批判は収まらず、アカウントの削除に追い込まれた。
従業員が土下座するまでの経緯は分かっていない。J-CASTニュースの取材に対し、ボウリング場を運営する会社は「担当者が終日外出しているのでお話しできません」と回答。また、女子生徒が在籍すると思われる高校は「警察に相談しているため、コメントはできません」とし、相談内容など具体的な事実関係は明らかにしなかった。
近江八幡署によると、事案発生当時にボウリング場から通報はなく、現在も被害届は出されていないという。学校などから相談があったため、「現在、事実関係の把握を進めている」という。