「平成の怪物」はまだ「使える」のか SB入りの松坂大輔、年俸4億円に仰天

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キャンプでは間違いなく話題を集める

   今後の注目は、戦力になるかどうか、となる。入団決定と同時に、さまざまな声が上がっている。

   松坂がプレーした西武のOB監督がパ・リーグには多い。ソフトバンクの工藤は自軍だが、相手には西武の田辺、ロッテの伊東、楽天の大久保。彼らの思いはおそらく同じだろう。

「若いときはすごかった。でも、もうあの頃の力はないのでは...」

   評論家の多くも疑問符を投げかける。

「手術して復帰したが、彼らしい投球ができていない」
「太りすぎに見える。これからのトレーニングがポイントだな」

   期待する声もある。

「やはりビッグネーム。スター選手が少なくなった今、ファンは怪物のピッチングを見たいと思っているはず」

   出戻り、と冷めた目を向ける野球人もいる。本人もそれを意識しており、来シーズンはそういった声、見方との対決にもなる。

「やれるかのか、という疑問は当然だと思う。来年のシーズンが終わったとき、大丈夫だったな、と思われるように頑張る」

   淡々とした語り口だったが、強い意志が感じられた。恵まれた待遇に報いる、という気持ちもうかがえた。

   来年のキャンプでは間違いなく話題を集める。「ぜひ見てみたい」と言った日本ハム大谷との絡みは注目したい。あと36勝で日米通算200勝となり、名球会(王理事長)の資格をクリアする。背番号18、再び絵になることができるか。

(敬称略 スポーツジャーナリスト・菅谷 齊)

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