「平成の怪物」はまだ「使える」のか SB入りの松坂大輔、年俸4億円に仰天

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   「平成の怪物」と呼ばれた松坂大輔が日本球界に戻ってきた。2014年12月6日、ソフトバンクの王会長が同席し、入団が決まった。

   使えるのか。さまざまな声が上がった。

1勝につき1億2000万円

果たして活躍できるか(画像はイメージ)
果たして活躍できるか(画像はイメージ)

   年俸4億円プラス出来高、3年契約――。この契約には驚いた。連覇を狙う投資にしてもすごい額である。円安・株高の波に乗ったのか、優良企業の証明だろう。

「野球に対する情熱を感じた」

   古巣の西武ではなく、ソフトバンク入団を決めた理由を、松坂はそう語った。さらに日本球界復帰についてはこう言った。

「最後は日本でプレーして終わる、と考えていたが、この時期にこうなるとは思っていなかった」

   つまり大リーグで燃焼していないというのである。現在、34歳。あと2、3年してから戻りたかった――これが本音なのだろう。その思いはファンも同じだ。

   松坂は横浜高時代、甲子園で春夏連覇。西武入りし、エースに。2007年、ポスティングシステムを利用してレッドソックスと契約。総額5200万ドル(当時で約60億円)で6年契約を結んだ。

   2年目に18勝。主力投手となった。ところが11年に右ヒジ手術。再起したものの、かつての速球とスライダーは影を潜めた。12年限りで退団し、インディアンスやメッツで投げたが、ここ2シーズンは3勝ずつの6勝。

   大リーグ通算56勝のうち、レッドソックスでは49勝。1シーズン平均8勝、1勝につき1億2000万円となる。ボストンでは「とんだ、ぜいたく品だった」とGMに非難が向けられた。

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