アベノミクスの点数は「-38万人」??? 海江田氏、「不思議ちゃん」ぶりを発揮

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「50分の39」で「景気の花が咲く」と語呂合わせ

   12月2日夕方に日本テレビで放送された「news every.」では、複数の党が独自の表現をしたが、やはり一番目立ったのは海江田氏だ。番組は「アベノミクスの点数は?」をテーマに100点満点で点数を書き込む形式で進行。当然、与党は「67」「63」と高評価だ。野党は、多くが「30」「20」「マイナス」「マイナス50点」と厳しい評価だ。「金融緩和」「財政出動」までの「第2の矢」までは成功したと評価している次世代の党の平沼赳夫党首は「60+α」と表現し、新党改革の荒井広幸代表は、分母の「100点」を消して50に書き直し、「50分の39」とした。今後に期待する形で「景気の花が咲くよ」という語呂合わせだという。

   海江田氏は、「点」という概念すら外れて「-38万人」と書いた。その意味を、

「安倍総理は、雇用が100万人増えたと言う。そのほとんどは非正規の雇用、バイト、パート。実際の正社員はこの2年の間に38万人減っている。やっぱり雇用は安定していないと、景気が悪くなるとすぐクビを切られる。一番大事なのは正規の雇用。それが38万人減っているということ」

と説明した。設問は明らかにアベノミクスの評価という総論についてのコメントを求めており、いきなり雇用の質に言及した海江田氏の議論はかみ合っていなし、視聴者にはわかりにくい。

   12月1日に日本記者クラブで行われた党首討論と、12月2日にTBSで放送された「NEWS23」では、それぞれ、

「選挙戦で何を訴えるか」「衆院選 最大の争点は?」

というテーマで各党首はフリップに書き込んだ。いずれも海江田氏は党の総選挙スローガンでもある

「今こそ流れを変える時」

と書き込んでいた。

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