関空-香港片道2799円の「特別運賃」 赤字ジェットスター認知度アップ狙う

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国際線就航と関空の拠点化で飛行機の稼働率が上がる

   都内で行われた発表会に出席した鈴木みゆき社長によると、最終赤字の111億円という数字を「最低、ボトムだと我々は考えている」といい、「すでに足元の収益は改善している」とも説明。黒字化にある程度の自信を見せている。

「国際線就航で機材の稼働率も上がるし、6月に新設した関空の基地も大きく(稼働率アップに)寄与している。稼働率を上げて単価を下げるという行動は積極的に進めており、ある程度自信を持って邁進していきたい」

   ただし、関西-香港線の開設で劇的な収益改善につながるかは未知数だ。ジェットスターは15年2月28日から週3便で運航を始め、片道599円(サーチャージ込み2799円)というキャンペーン運賃で認知度アップを図る。同路線にはすでにLCCだけで香港エクスプレス航空とピーチが1日2便(週14便)ずつ運航している。いわば「ビルの谷間のラーメン屋」としての存在感を試されることになる。

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