加藤氏、男らを監禁、脅迫、暴行などの疑いで地元の警察に告訴
動画では、いったん警官らしき数人が男たちを立ち退かせようとしたものの、「座り込み」を始めて以降は強制的に排除する気配はなかった。少なくとも卵投げや、加藤氏にわめき散らす行為を制止した様子は見られない。10分間も車の周りで大声を出され、モノを投げられ、車体をたたかれれば恐怖を感じずにはいられないはずだ。加藤氏は、身体的に危害は加えられなかったとはいえ、精神的なダメージは大きいだろう。もっと早い段階で、警官はこうした妨害行為にストップをかけられたのではないだろうか。
動画を撮影した笹山氏は、先述の木村氏のブログに裁判の様子も寄稿している。傍聴席には5人ほどの男が、「加藤達也 即刻拘束」と書かれた紙を広げ罵声を浴びせたという。男たちはいったん退廷を命じられたが、その後入廷が認められたそうだ。しかも、加藤氏に抗議する紙は掲げ続けていたという。「日本では公正な裁判を受ける権利を侵害するこうした行為は認められていない」と指摘した。
韓国主要紙の報道によると、騒ぎを起こしたのは韓国の保守系団体「ハンギョレ青年団」の構成員とみられる。加藤氏は12月1日、男らを監禁、脅迫、暴行などの疑いで地元の警察に告訴した。