財務省が2014年12月1日に発表した7~9月期の法人企業統計調査によると、金融機関を除く全産業の設備投資額は前年同期比5.5%増の9兆4383億円となり、6四半期連続で増加した。伸び率は4~6月期の3.0%増より増えた。円安を受けて、輸出企業を中心に企業収益が好調な製造業が設備投資をけん引した。
内訳は、製造業が金属製品、情報通信機械、電気機械を中心に10.8%増、非製造業は2.7%増だった。
全産業の売上高は2.9%増の328兆578億円で、5四半期連続の増加。経常利益も7.6%増の13兆9651億円で、11四半期連続の増加となった。
なお、今回の統計結果は8日に発表される7~9月期の国内総生産(GDP)改定値に反映される。