ゴミ箱の中身を女性教師が教室中にぶちまける 「怒りの分別指導」は行き過ぎなのか、当然なのか

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   ゴミの分別がなされていないことに怒った女性教師がゴミ箱の中身を教室にばら撒いたとする画像や動画がインターネット上に投稿され、物議を醸している。

   教師は神奈川県立高1年生の担任。学校側によれば、この教師はゴミの分別について再三指導を行ってきたのだという。

「コーヒー飛んできてひざ掛け汚れた」「頭に缶あたってた」

床にはゴミが散乱している(画像は生徒がツイッターで公開したもの)
床にはゴミが散乱している(画像は生徒がツイッターで公開したもの)

   きっかけとなったのは、ある女子生徒のツイートだった。2014年11月28日、「●●(編注:教師の名前)怒ってゴミぶちまき始めた」というコメントとともに、ゴミが散乱する教室内の写真が投稿された。紙パック、ペットボトル、缶、ちり紙、ビニール袋...と、可燃ごみ、不燃ごみがごちゃ混ぜになって転がっている。

   生徒は女性教師の写真もアップしており、どうやら教師は右手にトング、左手にゴミ箱を持ちながらゴミを出して回ったようだ。生徒はその後も「ほんと●●ありえないなんなの ゴミ投げてばらまきはじめた コーヒー飛んできてひざ掛け汚れたし ●●●ちゃん(編注:友人生徒の名前)頭に缶あたってたし」と教室内で起きた出来事を怒り交じりに実況。「缶が頭に当たる」という状況から、よほど荒々しくばら撒いていたことが伺える。

   画像はインターネット上でも注目を集めた。「凄い先生もいたもんだな」「このタイプは一度キレたら誰かが謝らないとずっとこうだからな」「生徒にゴミ投げる教師とか最悪じゃん」などと教師を批判するコメントも少なくなかったが、なぜこのようなことが起きたのだろうか。

   問題の高校の教頭はJ-CASTニュースの取材に対し、事情をこう説明した。

「このクラスではコーヒーの缶に飲み残しがあるなど、1学期からごみの捨て方に問題があり、担任は再三指導を続けてきました。できないのであれば教室にゴミを出してみんなで片付けし直すこともやらざるを得ないということで、28日の帰りのホームルームでこうした指導を行いました」

   この教師は以前にも分別されていなかったビンや缶を床に置いて指導したことがあったという。その際は「これは誰?」と聞くと捨てた生徒が名乗り出て謝ったそうだ。

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