ツイッター拡散のため広告サービス利用か
28日現在、サイトに関して7000以上ツイートがされている。しかし、その内のかなりの部分が、ツイートすることでユーザーにポイントが貯まり、換金できる広告サービスを通じて行われている。文面には「選挙です。支持する政党・候補者がいないし、よくわからない!そんな人のモヤモヤを解決する方法とは!?あなたのその思いを発信することで日本が変わります!」という定型文が設定されている。
こうしたサービスに「日本未来ネットワーク」側から応募していたとするならば10万円以上の出稿料が必要だ。なぜ経費をかけてまでサイトの存在を拡散したいのか、謎は深まるばかりだ。
法務省によると、白票は無効票の1つとして総投票数に含まれる。実際に14年3月の大阪市長選では、当選した橋下徹氏の約37万票に対し、白票は約4万5000票が投じられ、2位以下の候補の得票よりも多かった。当時の新聞各紙も白票や無効票の多さに注目し、前職・橋下氏への不信任として取り上げた。
しかし、白票がいくら投じられようと選挙結果が無効になることはない。三宅雪子元衆議院議員もツイッターで「貴重な権利を行使しないのは個人の勝手です。批判もしません。関知しません。ただ、特に影響力がある方は、白票や棄権の呼びかけはすべきでないと考えます」と否定的な見方を述べている。そのほか、今回の呼びかけには疑問を持つ人は少なくない。
日本未来ネットワークに、サイトについて取材を申し込んだが、28日18時現在、回答はない。