海外のなだ万でアサヒブランドを浸透させたい
アサヒビールは11月14日の買収発表で「老舗料亭の経営ノウハウを取得し、海外進出を積極化している外食企業にノウハウの提供が可能となる」「ユネスコの無形文化遺産に登録された『和食』文化をリードしてきた『なだ万』ブランドを、グループ力を活用し、日本国内および世界に広めていくことも視野に入れている」との考えを示した。
分かるようで分かりにくい買収理由だが、要は「海外に出る外食企業をサポートする代わりに店にアサヒ商品を置いてもらい、さらには和食ブームにわく海外のなだ万でスーパードライを出すことでアサヒブランドを浸透させたいとの狙いがある」(ビール大手)ということのようだ。