あいまいな擁護で、批判の矛先は茂木さんへ
逆風の中、ジョブズ氏を引き合いに出した擁護は強い反発を招き、
「ジョブズはこんな幼稚なことしてないぞ」
「子供のふりした悪質なミスリードがなんでイノベーション」
といった批判的な声がネット上にあふれた。
また、茂木さんは「若い頃いろいろやらかしていた」という具体例を示していない。確かにジョブズ氏は10代のころ、あこがれだったヒューレットパッカードのウィリアム・ヒューレット共同代表に突然電話をしたり、不正に長距離電話をかけられる装置を大学で売りさばいたりしたことがある。しかし、これらの行為を「やらかし」と見なすとしても、「イノベーションを起こす能力」とどんな「正の相関」があるのか、明らかにしていない。
納得しない人からは、
「正の相関があると断言する以上データベースをこさえて統計学的に精査したんですよね?」
「正の相関があると言い切るなら、ちゃんとそのデータを示してほしい所。つか、そんなデータあるなら本気で見たい」
「『やらかす』とは、学術的にどのような変数を指しておられますか。僕は収穫逓増と企業家精神について研究している大学生です。宜しければ、統計の出典をお教え下さい」
などといったツイートが寄せられているが、25日現在、茂木さんは具体的に回答していない。