日本カー・オブ・ザ・イヤーではデミオが圧勝
今回は、欧州で常識の小型クリーンディーゼルを国内で初めてリリースしたデミオの技術的革新性、市場へのインパクトが大きく、日本カー・オブ・ザ・イヤーでのデミオの得票は423点と、2位以下のメルセデス・ベンツCクラスセダン(404点)、BMWi3(340点)、スバルレヴォーグ(124点)、スズキハスラー(65点)などを大きく引き離した。小型クリーンディーゼルに対する学識経験者や技術者の関心は高く、ファミリーカーのデミオがRJCでも本命かと思われた。
しかし、ハスラーは技術的革新性こそ乏しいものの、話題性や新車販売の好調さではデミオと互角の勝負だった。ファミリーカーのデミオに対して、ハスラーは軽のSUVで性格が異なることから、棲み分けには好都合だったのかもしれない。結果的に2011年の日産リーフ以来となる同一車種のダブル受賞は今回も叶わなかった。