「衆議院選挙制度に関する調査会」設置を「自賛」
この「怒りのツイート」には、多くの意見が寄せられた。たむらさんは「やる!とおっしゃった事はやって頂きたい」「安倍さんは約束したんです。もし何かの理由でやらないんなら説明しなくてはいけないと思うんです」と強調。首相は削減に向けて着手はしているとの指摘にも、実現はしていないのだから今回の選挙公約でも上位に掲げるべきだと反論した。
確かに安倍首相は、選挙の争点を「アベノミクスを前進させるか止めるか、それを問う選挙」と位置付け、定数削減については「後回し」の感が否めない。11月20日付の産経新聞に掲載されたインタビューでは、定数削減について「衆議院選挙制度に関する調査会」を設置し、議論が進んでいると自ら評価し、「大切なことは、ここでまとまったことに従っていくことだ」と述べるにとどまった。民主党政権の3年間では「一歩も、1ミリも動いていない」と批判した。自身は実現に向けて努力しているというわけだが、実現できなかった「結果責任」は免れない。
たむらさんの指摘通り「今国会中の削減の実現」という約束が守られなかったのは事実。選挙戦の苦戦が伝えられている野党側は、これをひとつの突破口とできるだろうか。