橋下市長、新聞の軽減税率で記者を問い詰める 読売は沈黙、日経しどろもどろ...

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ABC記者「10%程度の消費税で軽減税率自体必要ない」

   テレビ局記者の反応は、新聞記者とは大きく違っていた。衆院選関係の質問をした毎日放送(MBS)の記者に対して、橋下氏が、

「(新聞と違って)テレビだから、どうなんですか?新聞の軽減税率は?これでまた、肩持つんですか。またみんな同じ、ギルドですよ、これ!」

とまくし立てると、記者は「まだなんとも言っていないんですけど...」。直後に会見場には笑いがもれた。

   新聞の重要性を感じているという記者に橋下氏が「でも軽減税率なんかやるべきなんですかね?」と問うと、記者は「個人的には、そうはあまり思わないですね」。橋下氏は、

   「ああ~、いいじゃないですか!そうなんですよ!」と嬉しそうに答えた。

   橋下氏は朝日放送(ABC)の記者にも、

「新聞の軽減税率はどうなんですか?」

と聞いた。この記者の答えも、

「私はフランスで3年間暮らしましたけれども......個人の考えですよ? 消費税20%くらいの税率の国で軽減税率があるのはわかりますけれども、10%程度の消費税で軽減税率自体は、必要ないと思っています」

   現時点での軽減税率導入そのものに否定的で、橋下氏が新聞への適用について、

「新聞だけ騒ぐのも、そりゃおかしいでしょ?」

と念押しすると、記者は「はい、そうですね」と断言。

   このABCの記者は普段は橋下氏にきわめて厳しい質問を投げかけるだけに、橋下氏は、

「あー、いいじゃないですか、いいじゃないですか!どうなんですか読売新聞さん!」

と大はしゃぎ。読売新聞記者は答えに窮して会見場に沈黙が続き、事務方が「ほか、いらっしゃいますか?」と割って入ると「場が和んだ」のか、会見場には再び笑いが広がった。

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