走行中の地下鉄窓ガラスが割れる 原因は「乗客詰め込み過ぎ」の真偽

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窓ガラスが割れることは年に数回ある

   2014年8月、国内最大の同人誌即売イベント「コミックマーケット」が開催された際も、会場である東京国際展示場に向かう有楽町線の列車の窓ガラスにヒビが入ることがあった。この時もあまりの混雑に「コミケに向かうオタクの圧力か」と話題を集めた。

   東京メトロによると、列車の窓ガラスが割れる事態は年に数回あるという。原因としては、今回のケースと同様、小さなヒビなどに人や物がぶつかったり、はねた小石などが当たったりした場合が考えられるという。

   列車の窓ガラスには強化ガラスが使われ、普通乗用車のものよりもはるかに丈夫だ。混雑で圧迫された程度では割れることはないそうだ。また、割れた時もガラスが飛び散って人がけがをしないよう、蜘蛛の巣状になるように加工がしてあるという。もちろん今回もけが人は出ていない。

   なお、同社としても東西線の混雑緩和は、中期経営企画で重点施策に挙げている改善事項だ。「東京メトロで東西線が1番混んでいるのは確か。優先的に改善を進める」(同社広報)としている。

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