セブンイレブンが青森進出へ 残る「空白県」は鳥取、沖縄だけ

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先発コンビニがしのぎを削る

   確かに短期間に特定地域に集中出店するという「ドミナント出店方式」で店舗網を一気に拡大させるのがセブンのやり方で、ライバルの同業他社よりも狭いエリアで複数の店舗がオープンするのが特徴だ。そのおかげで物流費の削減効果や知名度アップなどにつながり、効率的な出店攻勢がかけられるというわけだ。

   青森県内には約200という最多の店舗数を誇るローソンを筆頭に、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップとコンビ二大手5社のうち4社が既に進出し、しのぎを削っている。そこにセブンが殴り込みをかける形で、競争の激化は必至だ。

   四国ではスリーエフが来年2月に地元企業との結んでいるエリアフランチャイズ契約を終了して撤退し、残る店舗はローソンに切り替わることになった。拡大路線をひた走ってきたコンビ二も国内店舗数が飽和水準とされる5万店を超えており、その拡大戦略も曲がり角を迎えつつある。業界の一部からは「青森からも激しい競争の末、撤退するチェーンも出てくるかもしれない」との見方も出ている。

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