「吉田さんの方がポジティブに何かを解決しようという」
主に菅首相一行に対応した東電幹部は、武藤栄副社長と吉田昌郎所長。2人に対する評価は対照的だ。
「私の個人的な素人的な感じで見ても、非常に吉田さんの方がポジティブに何かを解決しようという意味での意識を持って、かつ体系的に物事をとらえている感じがありましたけれども、武藤さんはどちらかというとなぜできないこと(原文ママ、「なぜできないか」の意とみられる)を列挙しているような雰囲気があった」
その結果、菅氏は武藤氏に厳しく、吉田氏に対しては「現場監督としては彼なら任せられるという印象を持たれたのは近くにいて思いました」という。