主食が小型パンで副食がキムチチャーハン 栄養士が指摘した「変な給食」、実はなかった

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小学校が公開した献立表に誤植があった

   週刊ポストの記事によると、京都府船井郡ではある日、キムチチャーハン、小型パン、わかめスープ、デザート、牛乳という献立が提供されたという。これを幕内氏は、

「この学校の給食メニューは主食・副食・間食に区分けされているのですが、献立表によると主食が小型パンで副食がキムチチャーハン。つまり、米をおかずにパンを食べろ、というわけで、意味が分かりません」

と批判していた。

   京都府船井郡の自治体とは京丹波町を指す。記事が出た当時、内容に疑問を抱いたブロガーが調査し、事実誤認だったことをブログ上で明らかにしていたが、「SAPIO」の問題を受け、J-CASTニュースでも京丹波町教育委員会に取材。やはり記事中の献立を提供した事実はなかった。

   担当者によると、そもそも同町ではパンと米を一緒に出すことはないという。2010年7月15日には「キムチチャーハン、わかめスープ、デザート、牛乳」という献立があったが、ある小学校がホームページで公開していた献立表では、これに「小型パン」が誤って含まれていたという。幕内さんはおそらく、この献立をもとにしたと思われる。

   なお、同教育委員会に事前確認はなかったそうだが、今後訂正を求める考えはないそうだ。

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