長妻昭衆院議員も同様の主意書を提出
安倍首相は自らの発言について確認取材がなかったことを憤る一方で、自らの答弁では明確な根拠を示さないまま、「撃ち方やめ」発言を伝えた各メディアの中で朝日だけを取り上げ、朝日新聞が安倍首相を攻撃しようとする「社是」や「意思」を持っていることから「捏造」につながったと主張しを前提においていることがわかる。主意書では、これを逆手に安倍首相の発言の不整合を指摘した。
「(「社是」や「意思」が)朝日新聞社にあるかどうかは、同社に確認すればすぐわかることであるが、安倍首相は、この点について事前に確認したか。していないのであれば、事前確認を怠ったまま答弁した理由はなぜか」
主意書に対する答弁書は11月18日に閣議決定される。この問題をめぐっては、辻元氏以外にも、民主党の長妻昭衆院議員が10月31日に
「安倍晋三内閣総理大臣の『捏造』等発言に関する質問主意書」
と題する質問主意書を提出している。