「思い切り恥ずかしい思いをさせてやりました」「解散前に親の前で泣かせた」
兵庫県神戸市内にある私立中学校の50代男性教員が、臨海合宿で問題行為のあった生徒たちをどのように「指導」したかを自身のFacebookに書き込んでいたのが見つかり、物議を醸している。
「解散時に親の前で泣かせた」記述も
この教員が勤める神戸龍谷中学校では、毎年7月に竹野海岸で中学1年生を対象にした臨海合宿を行っている。受験サイトの情報によれば、生徒たちはここでカヌーやシュノーケリング、そば打ちなどを体験するという。
友人たちとのお泊りにはしゃぐ生徒たちの様子が目に浮かぶが、男性教員はルールを守らない生徒たちを徹底して「指導」していたようだ。2014年7月、自身のFacebook上に「指導総括です」として詳細に綴った。
「バスの中でセクシャル発言し、皆から顰蹙(ひんしゅく)→バス内での発言禁止」「他の生徒のデザートを取って食べる→翌日のデザート取り上げ」といったものもあるが、中には下記のような体罰と捉えられる記述もあった。
「部屋の中で、ペットボトルでサッカー→教師部屋で30分の正座」「同室生徒が寝ようとしているのを邪魔する→部屋の外で1時間立たせる」「いつまでも寝ずにしゃべり続ける→11時30分から12時まで立たせる」
ペットボトルサッカーの「犯人」なのか、正座する2人の男子生徒が写った写真も掲載されていた。顔は隠されていたものの、畳の上で両ひざをぴったり付けて正座している姿からは委縮した様子もうかがえる。
他に「班行動を無視して、仲の良い生徒と勝手な行動→解散時に親の前で泣かせた」「押入れの中で暴れていた→ロビーにあった幼児コーナーで30分遊ばせる」といった記述も。幼児コーナーでの「指導」を知人から面白いと評されると、「中学生が幼児コーナーで遊ぶ。思い切り恥ずかしい思いをさせてやりました。モジモジして、遊ぶことができませんでした。前を通る人たちに、ジロジロと見られていました」と返信していた。