今の日本の景気は消費税率を引き上げられる状況かどうかを尋ねたところ、71%が「引き上げられる状況ではない」と答えたことが、朝日新聞の全国世論調査(電話)でわかった。朝日新聞デジタルが2014年11月10日に報じた。「引き上げられる状況だ」との回答は16%だった。
2015年10月に消費税を10%に引き上げることへの賛否は、「賛成」が24%、「反対」が67%だった。「賛成」と答えた人のうち、今の日本の景気は「引き上げられる状況だ」としたのは48%、「引き上げられる状況ではない」は36%だった。
消費税引き上げで景気へ悪影響が出る不安については、「大いに感じる」が27%、「ある程度感じる」57%、「あまり感じない」は11%、「まったく感じない」が2%だった。
安倍政権の経済政策で、暮らし向きが「よくなった」と答えた人は4%で、「悪くなった」は28%、「変わらない」は66%だった。
調査は朝日新聞が2014年11月8、9日に実施。有効回答は1898人、回答率は49%だった。