欧州勢は日本が得意とする先進安全技術もアピール
ベンツの陸揚げ拠点の豊橋市は地域活性化につなげる狙いから、全国から車を受け取りに来た人に高速道路代や宿泊費を補助する。周辺をドライブしてもらって海沿いなどの観光地を盛り上げたい考えだ。今回、規制緩和の対象となったのは豊橋市の三河港だが、今後全国に広がる可能性もある。
欧州勢はこのところ、日本メーカーが得意とする先進安全技術もアピールしている。
VWは14年8月に発売した小型車「ポロ」の新型車に、前方車への追突回避を支援するシステムを搭載した。ポロは国内では1988年に販売を始めた主力車。輸入車の「カー・オブ・ザ・イヤー」なども受賞し、幅広い年代に支持されている。今回の新型車は、前方車を検知するミリ波レーダーを全車に搭載。衝突の危険を警告したり、自動的に加減速して車間距離を調節したりする機能を備えている。ギアをバックに入れるとモニターに車両後方視界が写し出される「リヤビューカメラ」も初めて搭載した。そのうえで価格は223万円からと抑え気味の価格設定としたあたりに、VWの本気度がうかがえる。