アギーレ監督、進退問題に発展か 強化試合の結果によっては協会に事情説明へ

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   サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)が日本サッカー協会(JFA)から1勝1分2敗と振るわないチーム状況について、事情説明を求められるようだ。

   2014年11月の強化試合2戦の結果によっては月末に予定されている協会・技術委員会に監督が呼び出されるかもしれないという極めて異例の事態。11月7日、スポーツ各紙には「事情聴取」「証人喚問」「出頭」など、まるで裁判にかけられるかのような物騒な言葉が並んだ。

選考基準と戦術に疑問

結果で協会を納得させることができるか
結果で協会を納得させることができるか

   報道をまとめると、協会がアギーレ・ジャパンに疑問を持っているのは大きく2点のようだ。

   1点目は選手の選考基準。11月5日、監督は来年1月のアジア杯前では最後の強化試合となるホンジュラス戦(14日)、オーストラリア戦(18日)の招集メンバーを発表。そこにはガンバ大阪から遠藤保仁(34)と今野泰幸(31)の両ベテランの名前が連なり、大きなサプライズとなった。

   チームの船出となったウルグアイ戦では、それまでJリーグですら4試合しか出場経験がなかった坂井達弥(23)をスタメンに大抜擢。A代表経験がなかった武藤嘉紀(22)や森岡亮太(23)など若い選手を積極的に登用し、新生日本代表を印象づけた。それだけに4年後、30代後半となる遠藤と今野の突然の選出は違和感がある。会見で質問が飛ぶと「サッカーで重要なのは質であり、年齢ではない」と主張した。

   2つ目の疑問はここまでの4試合で続けている4-3-3のフォーメーションの妥当性だ。中盤の底にアンカーを置くこの布陣は、Jリーグで採用するチームはほとんどない。報道によると、協会内では「日本に合っているのか」という声が出ているようだ。

   試合ではディフェンスに定評のあるMF細貝萌(28)ではなく、CBが本職の森重真人(27)を起用。守備重視かと思いきや、シュートやドリブルが魅力のFW田中順也(27)を中盤で使うなど、チグハグぶりが目に付いた。実際に4試合8失点と守備面の課題が浮き彫りになっている。

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