「彼女が社会復帰する時に支障のないように」
彼女は学校で優等生だった。成績優秀で、10月からは生徒会長になる予定だったリーダー的存在。ボランティア活動にも熱心だったという。ツイッターには「南幌町に住んでる人いわく、地元では殺害した17歳の子のこと悪くいう人一人もいないらしい」という書き込みもある。
報道を受け、ツイッターなどネットでは、
「虐待から逃れるためにやむなしだったのかもしれない。正当防衛としてやれないか」
「この事件の被害者はこの子だと思うのね。罰するよりも、社会復帰の手助けを」
「この17歳の子のトラウマのケアもしっかりされることを願うよ」
といった同情的な意見が広がっている。
また、署名サイト「change.org」でも署名の呼びかけが行われている。「同級生S」という人物による説明文には、
「彼女は殺人という重い罪を犯した加害者でもありますが、被害者の祖母・母から虐待を受けていた被害者でもあります。彼女がしたことは決して許されることではありません。ですが、少しでも彼女が社会復帰する時に支障のないように配慮してもらえるようにご協力をお願いします」
と書かれている。すでに1000人近い署名が行われ、「友達のため協力します」「お願いします」など、彼女を知ると思われる人たちからコメントが寄せられている。