無料で配ったものではなく、希望者に1500円で販売
写真に写っているワインのラベルを見ると「外務大臣政務官就任記念」と書かれている。菊田議員は2010年の菅直人内閣時代に外務大臣政務官に就任しているため、この頃に作られたものだと思われる。
また、「マッキ―と行く名湯 草津温泉の旅」という一文もあり、外務大臣政務官に就任したことを祝って草津旅行を開催、その時に配られたらしい。ネットでは小渕優子議員が経済産業相を辞任する原因の一つになった自身の写真ラベル付きワインと同様なケースでは、と指摘する向きもある。もっとも、小渕議員の場合は選挙民にタダで贈ったのではないかと疑われている。菊田議員の場合はどうなのか。
菊田議員の国会事務所はJ-CASTニュースの取材に対し、ネット上で話題になっているワインは、後援会の親睦旅行の際、見学先の酒造メーカーに依頼して作ったものだ、とワインの存在は認めた。ただ、参加者に無料で配ったものではなく、希望者に1500円で販売したもので、先ごろ話題になった議員のケースとは違っていて、
「問題はないと考えております」
ということだった。
旅行をしたのは11年3月6~7日、同6月26日~27日の2回で、合計500人が参加した。ワインの販売本数は現段階では不明だという。こうした親睦旅行はほぼ毎年行っていて、企画は民間の旅行会社に任せている。旅行の度に記念品を販売していて、たまたまこの年に採用したものがワインだったという。