「フィット」ハイブリッドでは5回目のリコール どうしたホンダ、影響が販売にも広がる

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新車投入は最大で半年程度遅れ

   フィットのHVモデルは、発売時、ガソリン1リットル当たり36.4キロと国内最高の燃費性能を誇り、人気に火がついた。その後、13年12月に一部改良して発売されたトヨタ自動車「アクア」(1リットル当たり37キロ)に抜かれたが、月間の販売台数は常に上位に食い込んでいる。

   ただ発売から1年が経過し、「新車効果」も一巡する。次の新車で盛り返したい考えだが、新車投入は最大で半年程度遅れている。リコール多発を受け、新車の総点検を行ったためだ。ホンダは2014年度、6車種の新車投入を計画しており、「年内に3モデル、年度内に2~3モデルを実現できる」(岩村哲夫副社長)とみている。

   10月28日には、今年度の国内新車販売計画を、従来計画より10万台引き下げ、93万台に下方修正した。減らした10万台のうち、8万台が新車投入遅れによる販売機会の損失、1万台が消費増税後の販売低迷、残る1万台が軽自動車の競争激化のためとみており、リコールの影響が販売にも広がるとの認識を示した。世界販売も想定を下回る。国内に加え、中国でも苦戦しており、490万台から469万台に下方修正した。

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