「猫情報」に特化したバイラルメディア「ニクキュウ」が更新終了

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   猫に関する情報に特化したバイラルメディア(SNSなどで情報拡散を目的とするメディア)の「ニクキュウ」が2014年10月31日、サイト内で更新終了を発表した。

   ニクキュウはウェブコンテンツの制作などを手掛ける「バーグハンバーグバーグ」(東京都目黒区)のディレクター、まきのゆうき氏が14年4月に立ち上げたサイト。猫好きを公言し、自らサイト内で「猫狂い男爵」と名乗るまきの氏が猫の動画などを紹介する記事を一日に3、4本更新していた。

   まきの氏は更新終了の理由を大きく2つ示した。ひとつは、事前に計画していた売り上げを実現できないと判断したこと。サイトのコンセプトを「ねこ一筋」に絞った結果、「ねこ好きユーザー」以外のアクセスが伸びなかったという。立ち上げ当初は「3か月で売上を100兆円を達成し、以降も落ちること無く伸び続ける」と目論んでいたものの、「それは甘い考え」と語っている。

   ふたつ目はバイラルメディアに対する世間の目が厳しくなったこと。立ち上げから半年間で特定のバイラルメディアが他社の記事を無断で盗用、改変するなど悪質な行為を繰り返しため、「ネガティブなイメージがバイラルメディア全体に植え付けられました」と振り返る。ニクキュウに関しては「引用元をハッキリと明示し、創り手に対してリスペクトをもって記事を紹介していました」と主張しているが、予想していた閲覧数に届かなかったようだ。

   まきの氏は「もうねこの動画はしばらく見たくない」と語った。

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