2014年11月4日の東京株式市場は、日経平均株価が前日(10月31日)比448円71銭高の1万6862円47銭で引けた。取引時間中には2007年10月以来ほぼ7年ぶりに1万7000円台を回復した。前週末に比べて、上げ幅は一時713円に達し、1万7127円66銭の年初来高値を付けた。
前週末の日本銀行の量的・質的金融緩和の拡大と、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が発表した日本株の投資比率の倍増を受けて、投資家心理の改善が続き、主力株を中心に幅広い銘柄が買われた。東京外国為替市場の円相場が1ドル113円台と、6年10か月ぶりの安値を付けたこともあり、前場から自動車や電機など輸出関連株が急伸した。
東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は、前日比35.01ポイント高の1368.65で終了した。