安倍首相の「武闘派」秘書、FBに久々登場 「『革マル派』と書く勇気を」とマスコミ煽る

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   安倍晋三首相が、民主党の枝野幸男幹事長に対する攻勢を強めている。枝野氏が献金を受けたJR関連労組が「革マル派活動家が影響力を行使しうる指導的立場に浸透しているとみられる」というのがその理由だ。

   安倍首相は国会での発言以外にも、フェイスブックでも同様の批判を展開。フェイスブックには秘書も登場して、革マル関連の話題を書き込んでいる。秘書が安倍首相のFBに登場するのは3か月半ぶりと久々だ。過去の秘書の書き込みの中には対立政党を激しく非難するものもしばしば登場し、「武闘派」だとの声もあがる。仮に秘書がフェイスブックに本格復帰」するとなれば、民主党への攻撃はさらに激化する可能性がある。

マスクにヘルメット姿の集団がデモ行進する写真つきで投稿

安倍首相のフェイスブックには秘書も書き込んでいる
安倍首相のフェイスブックには秘書も書き込んでいる

   発端は2014年10月30日の衆院予算委員会だ。枝野氏が安倍首相に対して、自民党も野党時代には「政治とカネ」をめぐる攻撃が多かったことを指摘すると、安倍首相は枝野氏が献金を受けたJR関連労組が、

「殺人や強盗や窃盗や盗聴を行った革マル派活動家が影響力を行使しうる指導的立場に浸透しているとみられる」

と指摘し、

「(活動家が)殺人を行っている団体で、そういう団体が影響力を行使しているというのは由々しき問題」

などと追及の理由を説明した。

   その2日後の11月1日には、秘書も安倍首相のフェイスブックに、

「......色々あってご無沙汰してました......秘書です」

と書き込んで「参戦」。秘書が「秘書アップ」などと明示する形で書き込むのは、14年7月以来3か月半ぶり。当時は、オーストラリアはパプアニューギニア訪問の動画を紹介していた。

   今回の書き込みでは、予算委員会での枝野氏との質疑を振り返りながら、やり取りを報じた記事に「革マル」の単語を避けた社が多かったことも指摘した。

「確かに革マル派は殺人も犯していますが、書く勇気を持って欲しいと思います」

   書き込みは、マスクにヘルメット姿の集団がデモ行進する写真つきだった。

政権交代直後にはNHKのキャスティングを「反安倍のクリンナップです」

   「秘書」を名乗る人物は、民主党の批判を展開したり、報道が「偏向」していると指摘することもしばしばだ。例えば13年4月には、参院予算委員会で民主党議員が、閣僚の靖国神社参拝で「日中、日韓関係が悪化した事に拉致被害者家族が落胆している」と指摘したところ、安倍首相は「一体誰が落胆しているのですか?」と反論するというやり取りがあった。民主党議員は具体的な名前を挙げられなかったため、秘書は

「こういう議員の発言が日本の外交力を弱める一因になっているのではないでしょうか。非常に残念です」

などと書き込んだ。

   政権交代直後の12年12月には、放送予定のNHKスペシャルについて

「我が自民党からは石破茂幹事長が出演予定ですが、他の出演者がスゴイ! 『帰国した5名の拉致被害者は直ちに北朝鮮へ帰すべきだ!』という発言で有名な藤原帰一教授。常に安倍晋三を批判し続けもはや精神科医よりも 安倍批難(原文ママ)が本職になりつつある香山リカさん。 反安倍のクリンナップです」

   などと出演者の人選を批判した。しかしながら、「帰国した5名の拉致被害者は直ちに北朝鮮へ帰すべきだ!」と発言したとされる藤原帰一氏は、ツイッターで「そのような発言をしたことも、書いたこともありません」と反論しており、書き込み内容が事実誤認だった可能性が高い。

   枝野氏は11月2日、献金は合法的に受け取ったとして「何ら批判される筋合いはない」などと反論しているが、秘書が新たな枝野氏批判を展開する可能性も高い。

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