世界に衝撃、米29歳女性の「安楽死」 日本でも議論、「尊厳死」との違いは?

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安楽死と尊厳死の違い

   また、患者の意思を尊重して延命治療を中止する「尊厳死」と、メイナードさんが選んだ「安楽死」は別物だ。

   日本尊厳死協会は尊厳死を「不治かつ末期の病態になったとき、自分の意思で延命措置を中止し、人間としての尊厳を保ちながら迎える死」と定義している。11月4日、ホームページ上に「尊厳死は自然死と同義語で、協会の立場からメイナードさんのケースは明らかに尊厳死ではない」と声明を発表。「わが国の終末期医療の議論が進むことを願っている」とした。

   今年の通常国会では超党派の議員連盟から「尊厳死法案」成立に向けて、法案提出の動きがあったが、結局見送られた。NPO法人社会保障研究所の石川和男代表は「不治の病苦から逃れることを止めるのは残酷極まりない。国会は、尊厳死法制を早期に表で議論すべき」とツイッターに投稿している。

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