感動しても即「いいね!」は危険
拡散する側にしてみれば、たとえ嘘であっても良い話であれば問題ないと思うのだろう。だが、嘘の美談で困っている芸人もいる。
プレゼンター役だった竹山さんもその一人だ。相方の中島忠幸さんが亡くなった2006年以降も芸名に「カンニング」を付けているのは中島さんの家族にもギャラを送るため、という話についてラジオやツイッター上で「全くのデマ」と明言している。番組中では「脱税しているのではないかと税務署が動き出していた」と、否定せざるを得ない状況になっていたことも明かした。
ビートたけしさん(67)と志村けんさん(64)というビッグネーム同士の美談もあった。1986年の「フライデー事件」後、仕事を干されたたけし軍団の面倒を志村さんが見ていたというもので、一時期Facebook上で広まった。だが、たけしさんの事務所はJ-CASTニュースの取材に対し「噂にしても作り話にしても稚拙すぎて、リアリティーの欠片もない」と全否定し、「業務妨害で訴えたいほど」とまで話していた。