政治の世界に戻る可能性は
一方、出演した文化放送の生放送番組「吉田照美 飛べ!サルバドール」では、辞任の引き金となった徳洲会からの資金提供問題が話題の中心だった。
吉田さんから久しぶりのメディア出演の感想を聞かれ、「みなさんの期待にそえなかった。(都知事選の獲得票数)400万票をいただいて、改革を続けないといけないのに徳洲会からお金を借りて問題になった。軽率な行動で辞めざるを得なかった。本当に申し訳なかったと思っています」とした。
「政治家としては素人だった」と何度も口にした。5000万円という大金を借りたことを「お断りすればよかった。でも、いりませんとは言えなかった」と振り返り、「何てバカなことをしてしまったんだと思った」と語った。その後も「反省しています」という言葉を繰り返した。
今後、政治の世界に戻る可能性については、
「確かに道路公団民営化や副都知事としてお手伝いはしましたが、都知事として責任を取るのは失敗しました。政治の世界はいいかなって。もう少し長いスタンスで作家として、どういう方向に日本が向かっていくのかを考えていきたいと思います」
と否定した。
出演後、ツイッターには
「都知事時代までと比べて、声に『険』が無くなり、『角』が取れたように僕には聴こえました」
「猪瀬さん、元気のない声だったなぁ」
「正直な感じがした。また話を聞いてみたい」
など、さまざまな感想がつぶやかれている。