元「モーニング娘。」の辻希美さん(27)が子供を虐待しているのではないか。そんな通報が子育て支援センターにあった。辻さんの自宅にやってきたセンターの職員は「子供が着ている服を全部脱がせてもいいか?」と要求したのだそうだ。
この事実を語ったのは辻さん本人だが、そんなことはありうるのか、などと話題になっている。
「私、叫んじゃって、わーーってなって・・・」
辻さんが語ったのは2014年10月28日放送の日本テレビ系「解決!ナイナイアンサー」で、「芸能人ママ 危ない子育て」というコーナーだった。
辻さんには7歳の長女を筆頭に長男、次男と3人の子供がいる。長男の寝つきが悪く寝かすまでに2時間かかる。ずっと暴れて姉弟を踏み倒したりするのだという。2013年に生まれた次男は夜泣きをしてすぐに目を覚ます。
「昼なんだか、夜なんだか、朝なんだか訳わかんない」状態が続いているそうだ。先日も次男の夜泣きが酷く、
「私、叫んじゃって、わーーってなって・・・」
などと語った。他の出演者から、子供が泣いていると子育て支援センターに通報される場合があり、お母さんたちはそうしたストレスを抱えている、などと振られた。すると、
「来たんです!」
と告白した。おそらく通報したのは近所の人なのだろう、とした上で、
「体全部脱いで(子供の体に異常がないか)見せてもらってもいいですか?」
と要求されたと打ち明けた。
その後は辻さんがいかに子供思いで、しっかりと子育てをしているという話題になった。ただ、ブログが炎上したり、バッシングに晒されたりするのが多いことになると、
「自分を悪く言う人が結構身近にいたりする。ネットとかでも、誰が言っているかは分かります」
という意味深な発言をした。自分の悪口を言われることに我慢しているのは、子供とその人物に繋がりがあるからとも明かした。
こうした番組内でのやり取りから、近所の悪意を持った知り合いにハメられた、などといった穿った見方もネットでは出ている。
ご近所トラブルが原因で嘘の通告がされるケースも
都内の区や市にある複数の子育て支援センターによると、虐待の疑いがあればどんな些細な事であっても迷わず通報してほしいと呼びかけていることもあり、通報の数は増え続けているのだという。ただし、対応はそれぞれの区や市によって様々で、家を訪問しても通報があったことを相手には知らせず、「何か困ったことはありませんか?」など世間話をしながら探りを入れたりするらしい。ある担当者は、子供の身体検査などもってのほかで、余程の証拠をつかんでいない限りは無理だと話す。
しかし、辻さんが住んでいると思われる地域を担当している子育て支援センターはかなり違っているようだ。通告があってから必ず48時間以内に実際に子供に会って「現認」するという。保護者に趣旨を説明し、了解の上で服を脱いでもらうのは普通にあることなのだそうだ。
「一刻を争う事態もありますので、すぐに出かけて行って虐待があったかどうかは現場で確認することになります。虐待とは全く関係がなくて、ご近所トラブルが原因となり嘘の通報がなされた、というケースもあります」
ということだった。