毎日新聞ヘリが航空法規則違反の疑い サイクリング大会で「低空飛行」、2人重軽傷

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ヘリは水面から120メートルの低空飛行

   同社によると、ヘリのパイロットは事故直後に自転車などが倒れているのを把握した。その後、本社に連絡が回り、事故に影響した可能性があるとして、運営に申し出たという。

   事故当時、付近を飛んでいた飛行機を避けるため、ヘリは高度を水面から120メートルに下げていたという。橋桁の高さはおよそ60メートルであることから、ヘリは事故現場からわずか60メートルほどの高さで飛んでいたことになる。

   これは、航空法施行規則に違反している恐れがある。同規則では、航空管制によらない「有視界飛行方式」で飛行する航空機は市街地、または周囲に家屋などがない場所を除く地域では、「地表面または水面」から150メートル以上の高度を保つことが規定されている。今回の事故現場は上記の地域に該当するとみられ、同規則に抵触している可能性がある。

   運営担当者は、事故を「想定外だった」と話す。昨年に愛媛県側だけで同様のイベントを開催し、今回の初開催に向けて安全確認は入念に行っていたという。大会前から注目を集め、今後の開催を望む多くの声もあったというだけに、思わぬ事故が水を差した格好だ。

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