欧米の人材派遣企業を相次いで買収、海外での成長目指す
ただ、人口減少社会を迎え、国内市場だけで成長を続けるのは限界がある。そこで近年は、欧米の人材派遣企業を相次いで買収、海外での成長を目指しており、今後さらに海外事業を進めるには、より柔軟な資金調達手段の確保が必要と判断し、上場に踏み切った。「2020年に人材サービス分野でグローバルナンバーワン」(峰岸真澄社長)を目指し、上場で得た約1000億円を海外企業のM&Aなどに投じる予定だ。
上場初日を含めた3日間は、リクルート株に買い注文が集まり、時価総額は一時、ソニーや三菱重工業などを上回った。江副氏が作ったリクルートの成功モデルの海外展開に、投資家は期待している。