夫に逮捕状が出たなどと報じられ、元モーニング娘。の加護亜依さん(26)が「メンバーとかに迷惑をかける」などと動揺していると、所属事務所が取材に明らかにした。元モー娘。の矢口真里さん(31)が不倫騒動から復帰を果たしたばかりともあって、影響を気にしているという。
「このたびは、お騒がせして申し訳ありません。報道以上の情報がなく、寝耳に水です。右往左往しながら、情報収集しています」
鳥取県でのライブイベントも、報道の影響で中止に
加護亜依さんの現在の所属事務所「威風飄々」では、担当のマネージャーが取材にこう戸惑いを明かした。
産経新聞などが報じたところによると、加護さんの夫の会社役員(47)に対し、出資法違反(高金利)の疑いで警視庁が逮捕状を取ったことが2014年10月23日に分かった。13年9月に夫の知人である飲食店勤務の男性に違法な高金利で約250万円を貸し付けていたという。共犯である40代の暴力団幹部の男はすでに同じ容疑で逮捕されており、加護さんの夫のほか暴力団組員の男にも逮捕状が出ているというのだ。
事務所によると、加護さんの夫は、しばらく家に帰っておらず、行方が分からなくなっている。加護さんは、報道で逮捕状のことを知って動揺しているといい、「メンバーとかに迷惑をかける。どうしよう、どうしよう」と漏らしているそうだ。
加護さんは、3人組女性ユニット「ガールズビート!!」を14年2月に結成して、ライブ活動などをしている。11月2日には鳥取県でライブイベントを予定していたが、事務所では、今回の報道で中止になったことを明らかにした。
加護さんと言えば、これまで何度もトラブルに見舞われている。
モー娘。を卒業後、2006、07年と2度にわたって未成年喫煙を週刊誌に報じられ、事務所を解雇された。加護さんは、そのときの状況について、両親が離婚するなどして、寂しい気持ちを埋めるためだったと語っている。
「かわいそう」「復帰は難しい」ネットで様々な声
加護亜依さんは、芸能活動を再開した後の2009年に、12歳年上の俳優との不倫疑惑が週刊誌に報じられた。
さらに、21歳年上の現在の夫とは、翌10年から交際を始め、夫の影響下で事務所からの独立を目指すようになった。仕事をドタキャンしたとも報じられ、事務所とトラブルになった。その間に、まだ同棲中だった夫が暴力団組長の名を使った恐喝未遂事件を起こして警視庁に逮捕され、加護さんがリストカットなどで病院に運ばれる自殺未遂騒ぎも起こしている。
夫は嫌疑不十分で不起訴になり、加護さんは、11年に「できちゃった結婚」をした。その後に娘も生まれ、芸能活動も再開したが、また「夫の逮捕状」というトラブルに見舞われた。
それだけに、ネット上では、「ここまで悲惨だとかわいそうになる」などと同情する声が出た。一方で、夫の黒い交際ぶりが報道もされていただけに、今回のトラブル発覚で「もう復帰は難しいのでは」との指摘も出ている。
解雇後に加護さんが所属していた事務所「メインストリーム」の伊藤和幸社長は、加護さんについてこう話す。
「夫について再三説明をしたのに、それでも彼女は行ってしまい、連絡も取れない状態です。育った環境の寂しさというよりも、夫にうまく言いくるめられてその気になってしまったのでしょう。自分のことが見えていない弱さがそこにあり、もう人として考え直さなければいけない時期だと思います」
加護さんとのトラブルは、まだ解消されていないと伊藤社長は明かす。契約期間はすでに終わっているものの、その名前で商標登録はしてあり、現在もホームページトップで加護さんが紹介されている異常事態になっている。