財務省が2014年10月23日に実施した償還期間3か月の国庫短期証券(短期国債)の入札で、平均落札利回りがマイナス0.0037%となった。国債の入札でマイナス金利が付くのは初めて。
短期国債は、政府が資金繰りのために発行する期間1年以内の債券。マイナス金利となったことで、国は「借金」しても金利負担がないほか、逆に利益が生じることになる。
短期国債は満期時に支払われる金額があらかじめ決まっている。マイナス金利が付いたのは、入札に参加した金融機関が満期時より高い値段で短期国債を購入したため。
前回(10月16日)の入札の利回りは0.0014%だった。