「知名度向上」生かさなかったのは失敗?
気になるのが今後の活動だ。矢口さんんは、やりたい仕事は特にないと言い、「自分が出たいから出られるわけではないので、相手がもし『お話して』みたいなことで呼ばれるんであれば、っていうことなんですけど。需要がなかったら辞めるつもりでいますし」などと控えめだ。今後のスケジュール帳は空白だという。
テレビ局2社に今後の起用について聞いてみたが、TBSは「現段階で決まっていることはございません」、日本テレビからは回答を得られなかった。
専門家はどうみるのか。芸能評論家の肥留間正明さんは、
「『いじられ役』を覚悟でバラエティーへの出演はあり得ますが、継続してずっと出られるかというと難しいでしょう。活動を休止している間も芸能界は問題なく回っていたわけだし、スポンサーもイメージを気にする。開き直って小悪魔キャラを売りにするか、セクシー路線に活路を見出すならば可能性はありそうですが、今回、肝心の不倫騒動を明らかにせず『いい子』に徹した以上、憎まれ役で行くのも厳しい」
と指摘する。
今回の出演についても
「会見は『パニックになって説明できなくなる』として開かず、『ミヤネ屋』で馴れ合いのやりとりをしただけ。これでみそぎが済んだという考え方は通用しないでしょう。そもそも今回の一件で知名度があがったことは大きな収穫だったはずなのに、1年半も出てこなければ『あの人は今』ですよ。あえて火中の栗を拾いに行く行動、わざわい転じて福となすという考え方をしなかった」
と厳しい見方を示す。
出演を見守っていた視聴者からは「やぐっちゃん、がんばれ!!! これからだよ!!!!」「ヘキサゴンのイメージが強いからやぐっちゃんクイズ番組とか出てくれるといいなー」「騒動云々は忘れて笑顔で他のテレビ番組に出演してほしいです」といった応援コメントも少なくないが、軌道に乗るまでの道のりは険しそうだ。