和田アキ子「こんなに面白おかしい番組を他の局は作れない」
また、佐村河内氏のゴーストライターだった新垣隆さんが「耳は聞こえる」などと嘘の証言をしたことは名誉棄損にあたり訴訟を起こすなどと発言したことについて、弁護士のコメント、
「佐村河内は数々の嘘で既に名誉が著しく低下しており、仮に新垣氏の証言が嘘であっても佐村河内の名誉が傷つけられたとは考えにくい。真実を告発した新垣氏が許せない、という私的な感情に過ぎないと裁判所も判断するはず」
を読み上げた。
このように佐村河内氏の聴力に関する「徹底的な検証」が行われ、スタジオ内は常時爆笑に包まれた。司会の和田さんも興奮状態で、
「他の番組も記者会見の事を大きく取り上げるだろうけれど、こんなに面白おかしく出来ないと思う。お腹いっぱい」
と腹を抱えて自画自賛していた。ただし、番組最後に補足が入り、佐村河内氏程度の聴力だと、手話通訳があると助かるといった声もある、といった説明がなされた。
TBSはBPOが審理入りを決定したことに対し、14年9月30日付で委員会「見解」書面を提出し、番組で放送したことは社会的な関心事であり、綿密な取材と、診断書に基づいて制作している。「悪意ある編集」などはなく申立人の名誉を傷付ける放送ではないと主張した。