東京電力は2014年10月21日、福島第一原発の地下水用井戸の1つで藻のような生物を大量にくみあげたため、この井戸からのくみ上げを15日から停止していると発表した。
東電は汚染水対策として、原子炉建屋の山側から流れてくる地下水を建屋上流で専用井戸からくみ上げ、「地下水バイパス」と呼ばれる設備で海に放出する取り組みをしている。
今回停止されたのは、12か所ある井戸のうち「ナンバー11」と呼ばれる井戸。15日に異常を確認し、原因調査を行っている。21日から約2週間かけてナンバー11のポンプを分解、清掃するという。