「日本でも公開したいのかもしれないが無理」
「鳴梁」の内容は16世紀末の壬辰倭乱(じんしんわらん)と呼ばれる戦い(日本では文禄・慶長の役)で、攻めてきた日本軍を、朝鮮水軍率いる朝鮮王朝時代の名将、李舜臣(イ・スンシン)将軍が活躍する「史劇」で、わずか12隻の船で330隻の日本軍に勝利するという話をもとにしている。朝鮮の板屋船が上から突き刺すように日本の軍船に体当たりし粉砕するというシーンが見どころだという。朝鮮日報の14年8月10日付けでは、「鳴梁」について、
「『乱中日記』に忠実な映画を作っている。ほかの史劇映画に比べ考証をきっちりやっているようだ」
といった専門家の意見を掲載している。
いわば韓国の「抗日の先駆者」を英雄として描く作品だけに、日本ではこうした記事や「鳴梁」については冷ややかな反応だ。怖いもの見たさもあるのだが、
「日本でも公開したいのかもしれないが、そもそも無理でしょ」
などといった意見が早くもネットに出ている。映画が描く「壬辰倭乱」は、史実とは異なり、そうした日本軍がボロ負けするフィクションを「史劇」として見せられてもしょうがない、という声もある。
「こんなものを観て溜飲を下げているようだから、あの国はいっこうに後進国から脱却できないんじゃないの?」
「何一つ証拠のない韓国の言う『本当の歴史』」
などといった意見も出ている。