ベネッセホールディングス(HD)は、幼児・子ども向け英会話教室の「ミネルヴァ」を運営するミネルヴァインテリジェンスを買収すると、2014年10月20日に発表した。ミネルヴァの全株式を11月4日付で取得し、完全子会社とする。買収金額は明らかにしていない。
ミネルヴァは全国で「こども英会話のミネルヴァ」を約400の教室を展開しており、受講生は2万3000人。一方、ベネッセHDでは教育事業子会社のベネッセコーポレーションが子ども向けに約1400の英会話教室を運営しており、約2万8000人の受講生を抱える。ミネルヴァの買収でベネッセHDの子ども向け英会話事業の売上高は単純合計で約150億円となる。小学5~6年生の英語の必修科目化で期待する需要を取り込む。
また同日、ミネルヴァもホームページで、「1975年の創業以来蓄積してきた乳・幼児童向けの英語コミュニケーション教育や教室運営のノウハウと、ベネッセHDの通信教育事業や外国人講師による幼児から社会人・法人向けの語学事業がもつ豊富なコンテンツの経営資源の融合は、グローバル社会において英語教育を通じて活躍できる人材の育成をより一層高いレベルで広範囲にわたり実現できるものと考えております」と、説明している。