「(知り合いの)老人から頼まれただけ」などと弁解
女子大生はこのことについて悩んでいたようで、大学に相談するとともに受け取った5000円を小学校に返却した。大学は14年1月、小学校に事情を聞くために連絡を取ったことから「事件」が発覚し、教育委員会が動いた。明らかにセクハラ行為なのだが、教育委員会が副校長に処分を下すまでに時間がかかったのは、「(知り合いの)老人から頼まれただけ」などと副校長が弁解を続けたため。
このため、教育委員会はパンストを欲しがっていたという老人の元を訪ねることになった。老人は「そんなものは受け取っていない」と驚いていたという。
「こうしたことから副校長が何らかの目的で自分のために買ったのではないかとの判断に至り、今回の処分になりました」
と教育委員会は明かした。副校長は女子大生を呼び出したことに関しては「親交を深めたかったし、アドバイスをしてあげたかった」と説明している。ただし、女子大生を呼び出したのはこの2回きりで、その後のストーカー行為のようなものはなかったそうだ。
「教育実習生のパンストを脱がせて買うなどといった行為は前代未聞であり、極めて遺憾な出来事だ」
教育委員会も頭を抱えているようだ。